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1.はじめに - 「予定の公開方法」でできること

mitocoで予定の公開方法を設定すると、次のことができるようになります。

  • 非公開予定を参照(編集)権限がないユーザが見た時、本当の件名に代わりに表示させる予定の公開方法を設定することができます。
    Salesforce標準の予定の公開方法(予定あり、外出中、空き時間)に代わって、mitocoカレンダー独自の
    予定の公開方法を自由に作成することができます。

  • 予定の表示色をカスタマイズすることができます。予定の種類を色分けしたい時に便利です。

2.設定手順

mitocoで予定の公開方法を設定するには、システム管理者は、以下の手順を実施してください。

設定1(Salesforce側の事前設定)

まず、Salesforceの活動オブジェクトにカスタム項目(選択リスト)を作成し、選択リスト値を作成しておきます。

  1. Salesforceの 設定 > オブジェクトマネージャ > 活動 を開きます。


  2. 項目とリレーション を開きます。新たにカスタム項目を作成するため[新規]ボタンをクリックします。


  3. ステップ 1. データ型の選択 画面では、 データ型から選択リストを選択し[次へ]をクリックします。


  4. ステップ 2. 詳細を入力 画面では、mitocoで予定の公開方法として使いたい選択肢を選択リストのとして作成し[次へ]をクリックします。(下図は設定の一例です。)


  5. ステップ 3. 項目レベルセキュリティの設定 画面では特に何も変更せず[次へ]をクリックします。(必要に応じて項目レベルセキュリティの設定を変更することもできます。)

  6. ステップ 4. ページレイアウトへの追加 画面では特に何も変更せず[保存]をクリックします。(注意:今回作成したカスタム項目は、ページレイアウトへの配置の有無にかかわらず動作します。mitocoカレンダーで使用するページレイアウトには、今回作成したカスタム項目ではなく「予定の公開方法」項目が追加されていれば、予定作成時に予定の公開方法が選択可能になります。)

    注意:

    この選択リストを後から編集して選択肢の追加や削除をおこなった場合は、mitocoカレンダーに変更を反映させるため、次の設定2で説明するように、mitocoの アプリケーション設定 > (カレンダー) > 公開方法設定 を開き、[保存]ボタンを1回クリックしてください。

設定2(mitoco側の設定)

次に、あらかじめ作成しておいた選択リスト値をmitocoで使用できるようにします。

  1. mitocoの アプリケーション設定 > (カレンダー) > 公開方法設定 を開きます。

  2. 以下の箇所を設定します。


    • 有効はいにします。
    • カスタム公開方法の項目から設定1で作成しておいたカスタム項目名(選択リスト名)を選択します。
    • それぞれの選択肢に対して、「mitoco非公開」「標準公開方法」「テーマ色選択」を設定します。設定値の意味と、設定がどこに反映してくるか、については以下の表をご参照ください。

      mitoco非公開

      標準公開方法

      テーマ色選択

      • チェックをオンにした選択肢は、mitocoカレンダーで予定を作成する画面では「鍵のマーク」が現れるようになります。

      • この選択肢を選択することでユーザはmitoco非公開予定を作成することができます。

      • 作成したmitoco非公開予定は、それに対して参照(編集)権限を持たないユーザからは、本当の件名の代わりに、予定作成時に予定の公開方法で選択したもの(上記設定画面中では公開方法設定として表示されているもの)が件名として表示されます。
      • mitoco非公開予定を、本人とシステム管理者以外のユーザが、Salesforce標準カレンダーから見た場合の公開方法となります。

      • mitoco上での公開方法はSalesforce標準カレンダーでは適用されないため、Salesforce標準カレンダーから見た時にSalesforce標準の公開方法である予定あり外出中空き時間のうち、どれで表示させるか、をここで決めておくことができます。
      • mitocoカレンダーで予定表示の際の色を設定することができます。
    • 設定後、画面下部の[保存]をクリックします。

設定は以上となります。
上記の設定が完了していれば、mitocoカレンダーで予定を作成する時、予定の公開方法で鍵のマークが付いたものを選択することでmitoco非公開予定を作成することができます。

3.mitoco非公開予定の作成時の注意事項(見えてしまう事例)

非公開に設定した予定でも、その予定に対してアクセス権を持つユーザからは、予定の内容が見えるパターンがあることにご注意ください。

    • [システム管理者権限を持つユーザに対しては非公開になっていません]

システム管理者は全ユーザの予定の参照、編集、削除権限を持つため、システム管理者に対して非公開にすることはできません。
プロファイルや権限セットで「すべてのデータの参照」システム権限を付与されたユーザも同様です。

    • [下位ロールに所属するユーザは上位ロールに対して非公開になっていません]

mitoco非公開予定は、上位ロール者に対して下位ロール者の予定は非公開になっていません。なお、Salesforce非公開予定を作成した場合は、上位ロール者に対しては非公開になります。

    • [予定に関連先を紐付けた場合の注意点]

予定に関連先を紐付けた場合は、関連先レコードのアクセス権を予定のアクセス権が継承するため、非公開予定にならない場合があることにご注意ください。関連先レコードにアクセス権がないユーザから見た場合は予定も非公開のままですが、関連先レコードに参照(編集)権限をもつユーザが予定を見た場合は、予定は非公開になっていません。

    • [他人の予定の編集権限を持つユーザに対しては非公開になっていません]

mitocoの設定で「他人の予定の編集権限」を付与されているユーザは、すべての予定に編集権限を持ちますので、非公開予定の内容が見えることにご注意ください。



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