データローダの使用に関するご注意
データローダは、アプリケーションの操作画面を通さず、直接データを編集・削除できる機能を持っています。
データローダの使用に際しては意図せぬデータ破損やmitocoの不具合を防止するため、事前に十分な検証を行った上ご使用を検討いただきますようお願い致します。
お客様のデータローダの操作によって不具合が生じた場合、サポートセンターでは責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
この記事では、Salesforceが提供するデータローダの概要と、データローダをインストールしてから起動するまでの流れをご案内します。
1. データローダとは
- Salesforceが提供するデータローダは、データを一括でインポートまたはエクスポートするためのクライアントアプリケーションです。
- Salesforce レコードの挿入、更新、削除、またはエクスポートに使用できます。
- 例えば、mitocoのカレンダーに祝日を登録したい場合、Dataloaderを使用して祝日を一括登録することができます。この詳細につきましては、
テラスカイブログ:Salesforceカレンダーに祝日を10分で登録する方法
をご参照ください。
2. データローダをインストールする
- 初めてそのPCでデータローダを使用するには、インストールが必要です。
- インストール方法については、Salesforceヘルプ記事 データローダのインストール手順 をご参照ください。
※Salesforceヘルプ内にインストール手順の動画へのリンクもございます。
3. データローダの起動とログイン
※本記事の画像および手順は、Windowsでの操作となっておりますが、mac OSでも同様です。
デスクトップにあるショートカットのアイコンをダブルクリックしてDataloaderを起動します。
(インストール時、デスクトップにショートカットを作成した場合)その他の起動方法
- データローダは、デスクトップのショートカット、スタートメニューの一覧、またはインストールフォルダ内の bat ファイルから起動することができます。
- bat ファイルから起動する場合は、インストール先のフォルダにあるdataloader.batをダブルクリックします。
デフォルトのインストール先は、Cドライブ > ユーザー > (ユーザー名) > dataloader > (バージョン番号のフォルダ)となります。
- 使用する機能をメニューから選択します。
操作例:
・特定のオブジェクトのレコードをCSVファイルで出力する場合は、Exportをクリックします。
・あらかじめ準備済のCSVファイルを使ってレコードを挿入する場合は、Insertをクリックします。
- ログイン認証はOAuthとPassword Authenticationの2種類から選択することができますが、
ここではPassword Authenticationを選択する方法をご案内します。
Password Authenticationを選択します。
補足:
Environment(組織環境)は本番環境(Production)と検証環境(Sandbox)を選択できます。
必要に応じて接続先を選択してください。 - Username(ユーザ名)、Password(パスワード)、Salesforce Login URL(組織のURL)を入力して [Log in] をクリックします。
- [Next>] ボタンをクリックします。
(データローダのバージョンによって、この画面が表示されない場合があります。)
4. ログインできない場合
- ログインできない場合は、Salesforceの 設定 > ログイン履歴 より、ログインに失敗した理由を確認してください。
ログイン履歴の状況に「失敗: API セキュリティトークンが必要です」と表示されている場合は、以下のいずれかの方法をお試しください。 - Salesforceヘルプ記事:「ログイン履歴に API セキュリティトークンが必要です」の表示が出る場合の対処方法 もあわせてご参照ください。
(1) セキュリティトークンをパスワードの末尾に付加する
- 会社の信頼されているIP範囲の外にあるIPアドレスからアクセスする場合、ログインするにはセキュリティトークンが必要です。
これを解決するには、個人設定からセキュリティトークンを取得し、パスワードの末尾にセキュリティトークンを付加してログインしてください。
Salesforce画面右上のユーザアイコン > 設定(個人設定) > 私のセキュリティトークンのリセット - 詳しい操作方法につきましては、Salesforceヘルプ記事:セキュリティトークンのリセット をご参照ください。
(2) 接続元のIPアドレスを組織の信頼済みIP範囲に設定する
- データローダを操作するPCからの接続元IPアドレスを組織の信頼済みIP範囲に設定することにより、セキュリティトークンを使用せずにデータローダにログインすることができます。
重要:組織の信頼済みIP範囲に設定した範囲内にあるIPアドレスからのアクセスは、すべて許可されることになります。
許可したIPアドレスからSalesforceへのすべてのアクセスが許可されるため、セキュリティを十分考慮して設定してください。
Salesforceの 設定 > ネットワークアクセス の「信頼済み IP 範囲」 - 詳しい操作方法につきましては、Salesforceヘルプ記事:組織の信頼済み IP 範囲の設定 をご参照ください。
関連記事:
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