5-6-1. 申請対象オブジェクトにカスタム項目を追加する
申請対象オブジェクト(ワークフローで申請する対象のオブジェクト)にカスタム項目を追加します。
設定手順
- 承認済の状態を示すカスタム項目を追加します。
- Lightning Experience の場合
[設定] から [オブジェクトマネージャ] を選択し、申請対象オブジェクトの表示ラベルをクリックします。
[項目とリレーション] で [新規] をクリックし、カスタム項目を新規作成します。 Salesforce Classic の場合
[設定] から [クイック検索] ボックスに「オブジェクト」と入力し、[オブジェクト] で申請対象オブジェクトの表示ラベルをクリックします。
[カスタム項目 & リレーション] で [新規] をクリックし、カスタム項目を新規作成します。
例: チェックボックスで承認済の状態を示す場合
・チェックなし:未承認
・チェックあり:承認済データ型 チェックボックス 項目の表示ラベル 例: 承認済 デフォルト値 チェックなし 項目名 例: IsApproved ここで追加した項目を自動で更新するための設定が必要です。詳細については「ワークフローで承認済を示す項目を更新する」をご参照ください。
- Lightning Experience の場合
- 承認済になったら書類送信用のカスタムボタン、またはリンクが表示されるように設定します。
Salesforce標準のレコードページから書類送信する場合
Lightningアプリケーションビルダーの動的アクションを使用します。Salesforce Classic では設定できません。
書類送信用のカスタムボタンが申請対象オブジェクトのページレイアウトに配置済であることを確認します。
書類送信用のカスタムボタンをページレイアウトに配置する方法については、以下をご参照ください。
取引先責任者以外のオブジェクトから送信する場合、事前に書類送信用のカスタムボタンを作成する必要があります。- 申請対象オブジェクトの任意のレコードで詳細ページを開き、[編集ページ] をクリックします(※以降、商談を例に図示します)。
強調表示パネルを選択し(①)、動的アクションを有効にします(②)。
動的アクションの有効化については、Salesforce のリファレンス「Lightning アプリケーションビルダーでの動的アクションの作成」をご参照ください。
移行アシスタントの手順に従い、書類送信用カスタムボタンを配置した既存のページレイアウトから移行する方法を選択するとスムーズです。- [アクション] の中から手順ⅰでページレイアウトに配置済であることを確認した書類送信用のカスタムボタンをクリックし(③)、[検索条件を追加] をクリックします(④)。
- 検索条件を入力し、[完了] をクリックします(⑤)。
- 検索条件が設定されていることを確認し、[完了] をクリックします(⑥)。
- 書類送信用のカスタムボタン名の横に、黄色のアイコンが表示されていることを確認し(⑦)、[保存] をクリックします(⑧)。
保存したページを利用ユーザに表示するには、有効化が必要です。ページの有効化については、Salesforce のリファレンス「Lightning アプリケーションページの有効化」をご参照ください。 - 有効化したら、左上の [←] をクリックして戻ってください。
Salesforce標準のレコードページ以外から書類送信する場合
(AppExchange パッケージや独自に開発した画面など、カスタムボタンを追加できない場合)申請対象オブジェクトの項目を表示できない画面には設定できません。
カスタムリンクを追加します。
データ型 数式 項目の表示ラベル 例: 書類を送信 項目名 例: SendDocument 数式の戻り値のデータ型 テキスト 数式の内容 例: 手順1で追加したカスタム項目が承認済の状態を示す値のときにリンクを表示する
IF(IsApproved__c, HYPERLINK('/apex/CloudSign__SendDocument?id=' & Id, '書類送信画面を表示する' ), '')
運用に合わせてURLにパラメータの追加が必要な場合があります。詳細については以下をご参照ください。
オリジナルテンプレートを利用する場合、申請時にオリジナルテンプレートを選択できるようにするための設定をします。
詳細は、「ワークフローで承認された書類にオリジナルテンプレートを適用する」をご参照ください。新規作成したカスタム項目を申請対象オブジェクトのページレイアウトに配置します。
ページレイアウトの設定は、Salesforce のリファレンス「従来のページレイアウトエディタを使用したページレイアウトのカスタマイズ」をご参照ください。Lightning Experience の場合
[設定] から [オブジェクトマネージャ] を選択し、申請対象オブジェクトの表示ラベルをクリックします。
[ページレイアウト] で設定対象レイアウトのページレイアウト名をクリックします。Salesforce Classic の場合
[設定] から [クイック検索] ボックスに「オブジェクト」と入力し、[オブジェクト] で申請対象オブジェクトの表示ラベルをクリックします。
[ページレイアウト] で設定対象レイアウトの [編集] をクリックします。
- 新規作成したカスタム項目に編集権限を付与します。
項目レベルセキュリティの設定は、Salesforce のリファレンス「権限セットとプロファイルでの項目権限の設定」をご参照ください。