ファイルを連携する場合の実現パターン

SkyOnDemandでファイル(たとえばCSVファイル)を読み取らせたい場合、次のような実現パターンが考えられます。

FTPによる連携

連携対象のデータを保持しているお客様システムは、FTPサーバーに対してファイルを出力します。SkyOnDemandは、FTPサーバーにアクセスしてファイルを取得するパターンです。
このパターンではSkyOnDemandのFTPアダプタの機能を利用します。通信経路はFTPSまたはSFTPで暗号化するのが一般的です。

WebDAVによる連携

SkyOnDemandはWebDAVサーバーの機能を持っています。お客様環境にWebDAVクライアントをインストールいただき、WebDAVクライアントを経由してファイルを配置する方法です。
通信経路はHTTPSで暗号化されます。

2つの方式のメリット・デメリット

FTP連携、WebDAV連携、2つの方式のメリットは次のとおりです。

FTP連携
  • ファイル転送に失敗したかどうかの判定(および失敗したときの処理)が連携スクリプト内で行える。WebDAVの場合は転送を行うのがWebDAVクライアントになるため、クライアント側で転送エラーに関する処理の実装が必要。
  • ファイル転送が終わるまで連携スクリプト内で待機できる。(WebDAVの場合、すでにファイルが転送済みである前提で連携スクリプトを開始する必要がある。)
WebDAV連携
  • FTPサーバーの構築(サーバー設置、DMZの設定)・運用が不要。
  • ファイルの転送について、スケジュール転送のほかリアルタイム転送が選択できる。(FTPの場合はスケジュール転送のみ)

 

Salesforceを仲介役にした連携

別の方法として、Salesforceをファイルの仲介役として利用する方式が考えられます。(SkyOnDemandはSalesforceに格納されているファイルを読み取ることができます。)