SkyOnDemandをWebサービスとして利用する場合のガイド

外部のアプリケーションからWebサービスとしてSkyOnDemandを呼び出す場合について説明します。

概要

SkyOnDemandでは、HTTP系のREST、SOAP、およびWebDAVのプロトコルに対応しています。
WebDAVはファイル連携に特化したプロトコルです。詳細については、Wikipediaの記事 を参考にしてください。

それぞれのプロトコルについてまとめたものは以下の通りとなります。

No分類HTTPメソッド対応しているContent-Typeファイル添付可否認証SSL対応
1RESTGET ×

BASIC認証(必須)
IPアドレス制限(任意)

2POST

text/xml (XML)
application/json (JSON)
application/x-www-form-urlencoded (Webフォーム)

△ 呼び出し前にBASE64でエンコードする必要があります。リクエストボディサイズの保証最大値は20MiBです。
なおmultipart/form-data形式でファイルを送信できません。

BASIC認証(必須)
IPアドレス制限(任意)

3SOAP
(*1)
  ○ リクエストボディサイズの保証最大値は20MiBです。

BASIC認証(必須)
IPアドレス制限(任意)

4WebDAV  ○ アップロードおよびダウンロードするファイルサイズの保証最大値は200MiBです。

BASIC認証(必須)
IPアドレス制限(任意)

*1 サービス呼び出し用のURIに対して、wsdlというパラメータを付与して呼び出すと、WSDLを取得することが可能です。

複数レコードをリクエストする場合

複数レコードをリクエストする場合の対応は、それぞれ次の通りとなります。

No.分類HTTPメソッド実現の容易さ説明
1RESTGET×データを加工してQuery Stringに含めることは可能かもしれませんが、推奨しません。
2POST

XMLまたはJSON形式の場合は、それぞれのフォーマットで複数レコードを表現可能です。
Webフォーム形式の場合は、パラメータを工夫する必要があります。(たとえば1行目の住所をAddress[1]、2行目をAddress[2]とする、など。)

3SOAP (執筆中)
4WebDAV 複数レコードをCSV、EXCEL、XMLなど任意のファイル形式で渡すことが可能なため、高い柔軟性を持ったものを構築できます。

参考情報

SkyOnDemandとデータをやりとりする方法としては、HTTP以外にも多くのプロトコルが使用可能です。以下に例を挙げますので、要件に適したものをご選択いただけます。

  • JDBC
  • FTP/FTPS/SFTP
  • POP3/IMAP4/SMTP
  • HULFT