プロジェクト分割のポリシーについて
スクリプトを作成するにあたって、どのような単位でプロジェクト分割をするのがよいかについて、ガイドラインを示します。
前提となる説明
プロジェクトは複数のスクリプトを格納するためのフォルダのようなイメージです。
連携処理の見通しをよくするために、1つのスクリプトが大きくなりすぎないように設計する必要があります。1つのスクリプトから別のスクリプトは「基本 > スクリプト呼び出し」のアイコンを使って呼び出すことができます。またその際に引数を渡して戻り値を受け取ることができます。SkyOnDemandの用語では、引数を「入力変数」、戻り値を「出力変数」と呼んでいます。
プロジェクト分割の一般的なガイドライン
1つのプロジェクトのまとめるか、分割するかについて、次の点を考慮してください。
- 「スクリプト呼び出し」で呼び出せるスクリプトは次のいずれかとなります。つまり別プロジェクトのスクリプトは「サービス登録をしない限り」呼び出すことが出来ません。
- 同じプロジェクトのスクリプト
- サービス登録されたプロジェクト内のスクリプト
- 開発時に「保存」や「サービスとして登録」を行う単位は「プロジェクト」です。
同一のプロジェクトを複数人が開いて編集すると、「保存」が後勝ちとなってしまうため、編集内容が失われる可能性があります。
よって、複数人で開発をする場合は、同じプロジェクトを同時に開かないようにしてください。つまり同時に作業する場合は、別プロジェクトにする必要があります。 - 多くの処理から呼び出されるユーティリティ系のスクリプトを作成する場合、一般的にはユーティリティ用のプロジェクト・スクリプトを作成し、サービス登録した上で利用するようにします。