セールスフォースのレポートをダウンロードする

概要

セールスフォースで作成したカスタムレポートのレコードを、CSVでダウンロードする方法を説明します。

手順

  1. セールスフォースのホスト名を確認します。対象のセールスフォースにログインし、ログイン後の画面のURLを確認します。
    たとえば、下記のようになっていた場合、ホスト名は ap.salesforce.com です。


  2. グローバルリソースを2つ作成します。1つ目はセールスフォースへの接続設定です。セールスフォースに接続するための必要情報(通常はユーザIDとパスワード)を入力して[接続テスト]をクリックします。正常に接続できることを確認してから、[完了]をクリックして設定を保存します。
  3. もう1つグローバルリソースを作成します。ネットワーク>Web>Webサーバ接続設定 を選択し、[次へ]をクリックします。
  4. 開いたダイアログの中で、次のように設定します。「ホスト名」の欄には、ステップ1.で確認したホスト名を入力してください。
  5. ここからスクリプトを作成します。まず、スクリプトに次の2つの変数を追加します。
    (1) sessionId (文字列型) : セールスフォースのセッションIDを保存します。
    (2) reportId (文字列型) : ダウンロード対象のレポートIDを設定します。「初期値」欄に、ダウンロードしたいレポートのIDをセットしてください。レポートIDの確認方法は、本ページ下部の「補足」を参照してください。
  6. スクリプトキャンバスに、ツールパレットからSalesforceアダプタ>データ読み取り(クエリー)をドラッグ&ドロップします。このアイコンで行いたいことは、セールスフォースのセッションIDを取得することです。ですので、対象のテーブル(セールスフォースのオブジェクト)はなんでもいいのですが、1レコードしかないOrganizationオブジェクトが手軽ですので、これを選択し、次のように設定します。
  7. 次に、ツールパレットから 基本>処理>変数代入 を配置します。5.で作成したsessionId変数に6.で取得したセッションIDをセットするために、次のように設定します。
  8. ネットワーク>Web>巡回(データ出力/パラメータ) を配置します。ここでセールスフォースのトップページにログインする設定を行います。設定は次のとおりです。
  9. もう1つネットワーク>Web>巡回(ファイル/パラメータ) を配置します。ここで実際にダウンロードする設定を行います。「出力ファイル」欄に入力したパスに、CSVがダウンロードされます。
  10. 配置した4つのアイコンをプロセスフローで接続して完了です。出来上がったスクリプトは以下のようになります。


補足

セールスフォースのレポートIDは、該当のレポートを開いた際のURLから確認することが可能です。たとえばあるレポートを開いたときのURLが下記のように表示されている場合、レポートIDは、00OA00000026OuPです。