【事象】
ワークフローの承認プロセスですべてのステップが承認済みであるにもかかわらず、最終結果が却下済みになる場合があります。
【確認点】
分岐には条件を指定できますが、ステップが遷移し条件分岐で条件に当てはまる先のステップが存在しない場合、最終的に「却下済」で扱われます。
最終結果が却下済みとなる場合は、分岐条件が正しく設定されているかご確認ください。
以下に、いくつかの例をご案内します。
例1:条件分岐後、進む先のステップが指定されていない
「承認」以外の場合、条件分岐して「ステップC」、「ステップD」へ進むが、この後のステップが指定されていない。
この時、「ステップC」または「ステップD」を承認すると最終的に却下済になりますので、遷移を追加する必要があります。
例2:条件分岐で該当する条件がないため、進む先のステップがない
条件分岐で金額等に以上(または以下)を設定をしている場合、条件指定に誤りがある。
例えば、3万円未満と3万円以上で条件分岐させたい場合、下図の例では正しく指定されていません。
値 < 30000、値 > 30000 という遷移条件を設定した場合、値=30000 という申請だった場合は、進む先のステップがないため却下済となります。
この場合、3万円未満と3万円以上(ちょうど3万円も含む)を分岐させるならば、下図のように
値 < 30000、値 >= 30000 という遷移条件を設定することで、値=30000 の場合でも該当する遷移条件があり、先のステップに進むことができます。
例3:申請から「承認」につながっていない
承認ステップのフロー(遷移)に「承認」が設定されていない場合も、最終的に却下済となります。
また、「承認」が設定されていない承認プロセスを作成する際は、注意喚起のメッセージ『申請から承認までフローが繋がっていませんが、よろしいですか?』が表示されます。
フローは必ず「申請」から始まり任意のステップを経由して、「承認」へつなげる必要があります。
上記を踏まえ、最終結果が却下済みになる場合は、正しい遷移先と遷移条件が指定されているかご確認ください。