トークのルームには、以下の2種類があります。
- 誰でもアクセス可能な「公開ルーム」
- 許可されたメンバーのみアクセス可能な「非公開ルーム」
通常、自分の画面からは、すべての「公開ルーム」と自分がメンバーの「非公開ルーム」が見えている状態となります。
しかし、自分がメンバーでない「非公開ルーム」が見えてしまう場合、以下のいずれかのパターンに該当するためにアクセス権が付与されていることが考えられます。
適切なアクセス権のもとでトークを運用していただくため、システム管理者は以下の表をご参照頂き、非公開ルームが見えてしまう事例、原因ならびに解決方法をご確認ください。
【表】非公開ルームが見えてしまう事例・原因・解決方法
非公開ルームが見えてしまう事例
原因
解決方法
事例1:
システム管理者からすべてのルームが見えてしまう- システム管理者はすべてのルームに参照権限をもつため、すべてのルームが見えます。
- これは仕様であり、システム管理者権限をもつユーザからこの権限を外すことはできません。
- 直接、これを解決する方法はございません。
この詳細につきましては トーク:システム管理者がすべてのルームが見えてしまうのを止めたい をご参照ください。
事例2:
上位ロール者から、下位ロール者がメンバーになっている非公開ルームが見えてしまう- Salesforceの 設定 > 共有設定 で「チャットグループ」オブジェクトの階層を使用したアクセス許可がオンの場合、上位ロールユーザは、下位ロールユーザがメンバーになっているルームに対して参照権限をもつため、メンバーでなくてもルームが見えます。
- 上位ロールユーザが見えないようにするには、Salesforceの 設定 > 共有設定 で「チャットグループ」オブジェクトの階層を使用したアクセス許可をオフにしてください。
事例3:
mitoco用権限セット「mitoco (Collaboration) Administrator」を付与した一般ユーザに、非公開ルームが見えてしまう- mitoco用権限セット「mitoco (Collaboration) Administrator」は、システム管理者向けの権限セットとなりますが、この権限セットを一般ユーザに付与している場合、すべてのルームに参照権限をもってしまうため、すべてのルームが見えます。
- 一般ユーザ権限のユーザには、通常、名称にUserと付く「mitoco (Collaboration) User」の方を付与してください。
事例4:
すべてのルームが、システム管理者だけでなくすべてのmitocoユーザに見えてしまう- Salesforceの 設定 > 共有設定 で「チャットグループ」オブジェクトのデフォルトの内部アクセス権が「非公開」になっておらず、「公開/参照のみ」または「公開/参照・更新可能」の場合、非公開ルームでのメンバー指定にかかわらず、すべてのユーザにすべてのルームが見えます。
- Salesforceの 設定 > 共有設定 で「チャットグループ」オブジェクトのデフォルトの内部アクセス権を「非公開」に設定してください。
事例5:
特定のプロファイルや権限セットのユーザのみ、非公開ルームが見えてしまうプロファイルや権限セットによって以下のいずれかの権限が付与されている場合、すべてのルームに対して参照権限をもつ状態となります。
- カスタムオブジェクト権限の「チャットグループ」の「すべて表示」が付与されている
- 「すべてのデータの参照」システム管理者権限が付与されている
- 意図せずこれらの権限を付与している場合は外してください。
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