カレンダーの予定上にマウスカーソルを移動させた際に表示される、予定ポップオーバー画面の表示項目は、カスタマイズすることができます。
(注意:予定への参照権がないユーザにはカスタマイズなしのポップオーバー画面が表示されます。)
カスタマイズには2つの方法があります。
- 行動の項目セットを使う方法
Salesforce標準のミニページレイアウトを使う方法
2つの方法には、以下の違いがあります。(どちらかしか設定できませんのでご注意ください。)違い・特徴 設定方法 行動の項目セットを使う方法
- 予定にマウスオーバーした時に表示される画面の表示速度向上というメリットがあります。
- ただし、カスタム項目の表示には対応していません。
- 本記事でご案内します。
Salesforce標準のミニページレイアウトを使う方法
- カスタム項目を表示に含めたい場合にこちらの方法をお使いください。
- 設定方法につきましては、予定ポップオーバーにSalesforce標準のミニページレイアウトを表示するをご覧ください。
本記事では、予定ポップオーバーに行動の項目セットを使う方法について、設定手順ならびにユーザ・プロファイルレベルで設定する場合の補足事項を説明いたします。
(1) 設定手順
- Salesforceの 設定 > オブジェクトマネージャ > 行動 を開き、項目セットの[新規]をクリックします。
- 以下の内容を入力して[保存]します。
・項目セットラベル:項目セットに表示されるラベル名を入力(例:予定ポップオーバーに行動の項目セットを表示する)
・項目セット名:英数字、アンダースコアでAPI名に使用する名称を入力(例:EventFieldSet )
・使用場所:項目セットの使用場所や使用方法に関する説明文を入力(例:予定ポップオーバーに行動の項目セットを表示する) - 表示したい項目をドラッグ&ドロップで追加して[保存]します。
- 項目セットの「API 参照名」をコピーしておきます。
- Salesforceの 設定 > カスタム設定を開いて、mitocoカレンダー項目セット設定の左の[Manage]をクリックします。
- 組織全体に設定するには、デフォルトの組織レベルの値を作成するため、画面上部の[新規]をクリックします。
※画面下部の[新規]ではありませんので、ご注意ください。 - 手順4.でコピーしたAPI参照名を「行動 項目セット API参照名」に貼り付けて[保存]します。
※「行動 関連先ドロップカレンダー 項目セット API 参照名」のほうに誤って貼り付けないようご注意ください。 mitocoアプリケーション設定 > (カレンダー) > ページレイアウト を開き、予定ポップオーバーに行動の項目セットを表示するを[はい]に設定します。
補足事項
- 「Salesforce標準のページレイアウトを使用する」が「いいえ」の時
「予定ポップオーバーに行動の項目セットを表示する」のオプションが表示されますので、行動の項目セットを使用する際は「はい」にします。 - 「Salesforce標準のページレイアウトを使用する」が「はい」の時
「予定ポップオーバーに行動の項目セットを表示する」と「予定ポップオーバーにSalesforce標準のミニレイアウトの項目を表示する」のどちらか選択するオプションが表示されます。
行動の項目セットを使用する際は「予定ポップオーバーに行動の項目セットを表示する」の方を「はい」にします。
※両方を「はい」にすることはできません。
- 「Salesforce標準のページレイアウトを使用する」が「いいえ」の時
(2) ユーザ・プロファイルレベルで設定する場合の補足事項
使用する項目セット設定はユーザ、プロファイル、組織のレベルでそれぞれ設定することができます。
【優先度】
設定は以下の順の優先度で適用されます。例えば、ユーザレベルと組織のデフォルト値で異なる指定をした場合は、ユーザレベルで指定した方が優先されます。
- ユーザ
- プロファイル
- 組織のデフォルト値
【ユーザ・プロファイルレベルで設定する方法】
ユーザ・プロファイルレベルで設定する場合は、上記の手順6. 手順7. において、画面下部の[新規]をクリックし、対象のユーザまたはプロファイルに対して、行動 項目セット API 参照名を設定してください。