mitocoアシスタント サービス仕様
チャットボット
「チャットボット」とは、予め管理者(チャットボットサービス管理者)が登録しているQ&Aデータをもとにユーザーの質問に自動応答で回答を行う機能を意味し、ユーザー(チャットボットサービスの利用者)を対象とした機能です。
1. 質問回答機能
1.1. 本サービスの管理者が登録したQ&Aデータをもとにユーザーの質問に自動応答します。
1.2. 質問に対して複数のQ&Aが該当する場合は絞込のための質問を聞き返します。絞込はQ&Aに付随して登録した「分類」を基に候補を提示します。ユーザーが候補を選ぶとQ&Aの絞り込みを行います。
1.3. Q&Aが一つに絞られると登録済みの回答を提示します。
1.4. 「分類」または質問文から絞り込みの候補が取得できず、絞込ができないときは回答の候補を提示します。提示する候補の数は設定により指定された件数となります。(既定は5件)
1.5. ユーザーの入力およびチャットボットの回答はログに記録され、管理者は管理ツールよりその記録を参照できます。
1.6. 受付入力が紐づいている回答が一つに絞られ提示された時は、フォーム機能を使用して受付入力の会話を開始します。
2. フォーム機能
2.1. 本サービスの管理者が登録したフォーム項目データをもとにユーザーに受付入力の質問をして回答を収集します。
2.2. 収集された回答はフォームの完了時にログに記録され、管理者は管理ツールよりその記録を参照できます。また、管理者は収集された回答の値をパラメーターとして任意のWebhookを呼び出すように設定することもできます。WebhookにはhttpのGETおよびPOSTリクエスト を使用できます。
3. ユーザーフィードバック機能
3.1. 回答提示後に役に立ったかどうかの質問をユーザーに提示します。
3.2. ユーザーの回答はログに記録され、管理者は管理ツールよりその記録を参照できます。
4. 雑談機能
4.1. 「雑談」とは、挨拶やお礼など質問に回答する質問回答機能を自然な対話で行うための機能を意味します。
4.2. 本サービスの管理者が登録した雑談データをもとにユーザーの質問に自動応答します。
4.3. 雑談は質問回答より優先度を下げて応答に使用されます。
4.4. 質問回答の絞込中に雑談で応答した場合、これまでの絞込は継続します。
4.5. ユーザーの入力およびチャットボットの回答はログに記録され、管理者は管理ツールよりその記録を参照できます。
5. 回答精度
5.1. ユーザーからの質問に対するチャットボットの回答精度は、管理者の登録したデータ内容のみに依存し、チャットボットが独自に回答を生成するなど、管理者の登録したデータを超える回答精度を期待することはできません。チャットボットの回答精度の保証は一切ありません。
mitocoアシスタント管理画面 管理ツール (以下「管理ツール」)
管理ツールは管理者を対象とした機能です。ユーザーのチャットボットの利用状況のモニタ、チャットボットのデータの編集・登録を行います。
1. チャット履歴参照機能
1.1. ユーザーのチャットボットへの入力とその応答の一覧を参照できます。
1.2. 期間や応答の種別により一覧をフィルタすることができます。
- 日時 - 日付順で全チャット履歴表示
- ユーザー - チャット履歴をユーザー単位でまとめて表示
- 会話セッション - チャット履歴を会話単位でまとめて表示
- 認識できたもの - ENOKIが認識できたチャット履歴の抽出
- 未解釈 - ENOKIが認識できなかったチャット履歴の抽出
- 絞込 – Q&Aの回答、聞き返しのチャット履歴のみ抽出
- 雑談 - 雑談のチャット履歴のみ抽出
- フィードバック - フィードバックアンケートに対してYesもしくはNoと回答したチャット履歴のみ抽出
- フィードバック(Yes) - フィードバックアンケートに対してYesと回答したチャット履歴のみ抽出
- フィードバック(No) - フィードバックアンケートに対してNoと回答したチャット履歴のみ抽出
- フィードバック会話 - フィードバックアンケートに対してYesもしくはNoと回答したチャット履歴を会話単位でまとめて表示
- 統合会話セッション - チャット履歴を1会話1行で会話の開始入力と最終結果を概要表示。
1.3. チャット履歴の内容をcsvファイルでダウンロードできます。
1.4. チャット履歴上の入力を、Q&Aデータ、雑談へ登録することができます。
2. Q&A データ登録、編集機能
2.1. Q&Aデータ(質問、回答、キーワード、分類(絞込のためのタグ))及び、分類の言い換え語をcsvファイルよりアップロードして登録します。
2.2. Q&Aデータの質問と回答、及び言い換え語を画面より追加、編集します。
2.3. 回答の文言には文字装飾、外部リンク、画像の埋め込みが利用できます。これらはHTMLタグで記載するか、画面より編集を行います。利用可能なHTMLタグはa. img, font, i, b, span(装飾系),u, H1-H6, ul, olです。画像は外部のWebサーバーに配置しリンクとして文言に埋め込みます。
2.4.分類の種類(絞込表列数)は10です。
2.5. 汎用辞書から分類の自動作成を行うことができます。
2.6. 汎用辞書から分類の言い換え語の自動登録を行うことができます。
3. 雑談データ登録機能
3.1. 雑談データをcsvファイルよりアップロードして登録します。
3.2. 雑談データを画面より追加、編集します。
3.3. 応答の文言には文字装飾、外部リンク、画像の埋め込みが利用できます。これらはHTMLタグで記載するか、画面より編集を行います。利用可能なHTMLタグはa. img, font, i, b, span(装飾系),u, H1-H6, ul, olです。画像は外部のWebサーバーに配置しリンクとして文言に埋め込みます。
4. 応答文言登録、編集機能
4.1. チャットボットの応答文言をcsvファイルよりアップロードして登録します。
4.2. 挨拶、わからなかった時の応答、フィードバックに関する応答を画面上で変更できます。
4.3. 応答の文言には文字装飾、外部リンク、画像の埋め込みが利用できます。これらはHTMLタグで記載するか、画面より編集を行います。利用可能なHTMLタグはa. img, font, i, b, span(装飾系),u, H1-H6, ul, olです。画像は外部のWebサーバーに配置しリンクとして文言に埋め込みます。
5. フォーム項目登録、編集機能
5.1. 受付入力を行うためのフォーム項目データをcsvファイルよりアップロードして登録します。
5.2. 受付入力を行うためのフォーム項目データを画面より追加、編集します。
6. データ管理
6.1. Q&Aデータ、雑談、応答文言、フォーム項目の各データを、csvファイルよりアップロードして登録します。
6.2. 登録されたcsvデータの内容をチャットボットに反映します。反映されたデータは時系列でデータ履歴に登録されます。
6.3. データ履歴に登録された直近または過去のQ&Aデータ、雑談、応答文言、フォーム項目の各データをcsvファイルでダウンロードできます。
7. レポート
7.1. レポート出力画面ではユーザーの利用状況のレポートを指定された期間で集計し、CSVデータまたは印刷用の形式で出力することができます。
7.2. 以下CSVデータの出力を行います。
- ユーザ・トラフィック・行動・コンバージョン:ユーザーの利用状況の集計結果
- サマリー:ユーザーの利用状況の日次の集計結果
(※実表示数、延べ表示数、PV数に関連する数値は0となります。)
7.3. 以下印刷用の形式では、指定月の利用状況(認識済件数、未認識件数、フィードバックYes件数、フィードバックNo件数)を集計して前月との比較出力をします。また、指定月の未認識入力を一覧出力します。
8. ダッシュボード
8.1. ユーザのアクセス情報など以下の統計情報を数値とグラフで表示します。
- 全ユーザ数 - チャットを開いたユーザーと会話を開始したユーザー数の合計
- 実ユーザ数 - 会話を開始したユニークなユーザ数
- 延べユーザ数 - ユーザーが会話を開始した数の合計
- セッション数 - 会話セッションの数
- 入力数 - 会話入力数の合計
- 平均入力数 - セッションあたりの会話入力数
- 平均会話時間 - 会話セッション継続時間の平均
- 離脱数 - 回答にたどり着かなかった会話数
- 離脱平均入力数 - 回答にたどり着かなかった会話における入力数の平均
- 解決数 - フィードバック結果がyesの数
- 再帰率 - チャットを複数回利用した人の割合
- 認識率 - 会話入力のうち理解できた入力の割合
- フィードバック - フィードバックのうちフィードバック結果がyesの割合
8.2. ワードクラウドでチャット履歴の質問文に含まれる単語を出現頻度に応じてグラフィカル表示します。
対応ブラウザー
1. 管理ツール
1.1. Windows: Chrome, Edge (いずれも最新版)