7-6-21. V19のインストール後、「SObject row was retrieved via SOQL without querying the requested field」エラーが発生する

本事象はSkyVisualEditor V19.4にて解消済となります。

本事象が発生するお客様は、最新のSkyVisualEditorをご適用お願いいたします。

2023年9月29日に恒久対応策としてV19.3をご案内いたしましたが、

下記条件の場合に事象が再発することを確認いたしました。

 - コピーボタン押下後の画面にて、主オブジェクトの親オブジェクトの項目を配置している場合


ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、V19.3にバージョンアップ済のお客様においても、

事象が再発する場合、V19.4へのバージョンアップをお願いいたします。

発生事象


・AppExchangeパッケージのバージョン19.1を導入後、既存ページを開いた際や画面上に配置したコピーボタンを押下後、

 下記のように「SObject row was retrieved via SOQL without querying the requested field」というメッセージにてエラーが発生する事象を検出しております。




原因と発生条件

 ・製品バージョンV19.0にて対応いたしましたAPIバージョン56.0へのバージョンアップを契機として、

  Salesforceのknown issuesの変更影響により、SkyVisualEditorで顕在化するようになった不具合となります。

 ・一例となりますが、下記条件を満たした場合に再現することを確認しております。

  ①当該組織にインストールしたAppExchangeパッケージバージョンおよびデプロイに使用したWindows版Studioのバージョンが下記である

    AppExchangeパッケージバージョン:19.1

    Windows版Studioバージョン:19.0.1

     ②対象ページに「コピーボタン」および「対象ユーザには編集権限が無い項目("最終更新者"などのシステム項目や、FLS参照権限が無い項目)」を配置している

   ③対象ページでコピーボタンを押下する



恒久対応策

・APIバージョン56.0においてエラーが解消された恒久対応となるV19.4をリリースいたしました。

 ・V19.4へのバージョンアップのうえ、事象が解消されることをご確認ください。

・恒久対応に伴い、コピーボタン押下後の遷移画面において一部項目を配置している場合、

 下記に示す通り、項目値が異なる仕様変更が生じます。


  対象項目:数式項目、積み上げ集計項目、主オブジェクトの親オブジェクトの項目(表示)

  V19.3より前のバージョン:各項目の値は空になる

  V19.3以降のバージョン :各項目の値は表示される


・当該画面のページスクリプト機能やApexクラス拡張機能において、

 「数式項目、積み上げ集計項目、主オブジェクトの親オブジェクトの項目(表示)の値が空である」ことを前提とする処理を記述している場合、

 動作影響が生じますので、ご注意ください。


暫定回避策

・恒久対応策としてV19.4を公開いたしました。

 恒久対応策のセクションを参照のうえ、適用ください。