Summer'21「すべてのサードパーティドメインでセキュアな (HTTPS) 接続が必要」の影響について
■はじめに
・Salesforce Summer'21にて「すべてのサードパーティドメインでセキュアな接続 (HTTPS) が必要」の 設定が有効化され、
サードパーティドメインへの接続に HTTPS 接続が必要になります。
・SkyVisualEditor VF/LCの標準機能にて出力されるページおよびコンポーネントでは、HTTPアクセスを行う箇所は無く、影響はありません。
・一方、ユーザが任意URLを設定可能な一部のプロパティにおいては、HTTP URLが指定されている場合はアクセスに失敗し、動作影響します。
本ページに記載の影響確認を実施のうえ、影響がある場合は、HTTP URLを指定している箇所を修正してください。
■影響確認
・下記手順にて、対象組織に存在するページでHTTP URLの指定箇所を抽出し、影響確認が可能です
1. 対象Salesforce組織において、開発者コンソールを開く
2. 「Edit」メニューから「Search in Files」を選択する
3. 「Search in Files」画面からキーワード「http\:」で検索を実行する
4. 検索がヒットしたページにおいて、HTTP URL参照箇所の動作確認を行い、影響を確認する。
・SkyVisualEditorからデプロイしたページに影響がある場合は、当該HTTP URLの設定箇所を下記「SkyVisualEditorで任意URLが設定可能なプロパティ」から探し、
Studio上の設定を修正のうえ、再デプロイしてください。
■SkyVisualEditorで任意URLが設定可能なプロパティ
・SkyVisualEditorにおいて、HTTP URLが指定可能なプロパティは下記となります。
サービス名 | 機能名 | プロパティ名・設定名 |
---|---|---|
SkyVisualEditor VF | アイテム「画像」 | 画像ソース.外部Webサイトの画像を選択 |
SkyVisualEditor VF | アイテム「手書き項目」 | 背景画像.外部Webサイトの画像設定 |
SkyVisualEditor VF | ページプロパティ「ページスタイル」 | スタイルシートインクルード設定 |
SkyVisualEditor VF | ページプロパティ「ページスクリプト」 | JavaScriptインクルード設定 |
SkyVisualEditor VF | ページプロパティ「ページスクリプト」 | ページスクリプトエディタ |
SkyVisualEditor VF | 標準AppComponent「画像スライドショー表示」 | 画像URL |
SkyVisualEditor VF | 高度な設定 | 追加属性 |
※カスタムボタンやカスタムリンクの遷移先にもHTTP URLは指定可能ですが、正常に動作することを確認しているため、記載しておりません。