Salesforceバージョンアップに伴う古いAPIバージョン廃止について
本APIバージョン廃止に伴い、影響を受ける場合があるのはSkyVisualEditor VFとなります。
SkyVisualEditor LCは初回提供時点で30.0以上のAPIバージョンを使用しているため、影響を受けません。
■はじめに
・Salesforceバージョンアップに伴い、古いAPIバージョン(SOAP, REST, Bulk)のサポート終了および廃止がアナウンスされております。
これに伴いSkyVisualEditor VFからデプロイしたページが動作影響する場合があります。
・下記の通り、影響確認および影響があった場合の対応のご検討をお願いします。
■概要
・廃止対象のAPIバージョンは下記表の通りです。
Salesforce | SkyVisualEditor VF | ||
---|---|---|---|
廃止されるAPIバージョン | APIサポート終了とAPI廃止予定のリリース | アナウンス内容 | 影響を受けるAppExchangeパッケージのバージョン |
バージョン20.0以下の(SOAP, REST, Bulk)API | APIサポート終了:Summer'21(2021年6月頃) API廃止:Summer'22(2022年6月頃) | リンク | バージョン1.15 以下 |
バージョン21.0~30.0の(SOAP, REST, Bulk)API | APIサポート終了:Summer'22(2022年6月頃) API廃止:Summer'23(2023年6月頃) | リンク | バージョン1.50 以下 |
・当該Salesforceバージョンアップ以降に、廃止となったAPIバージョンを使用しているSkyVisualEditor VFからデプロイしたページを使用した場合、一部機能を利用する際にAPI側でエラーが発生し正常に動作しなくなります。
・ご利用しているSkyVisualEditor VFのAppExchangeパッケージバージョンをご確認のうえ、該当バージョンだった場合、リリース予定日よりも前にAppExchangeパッケージ最新化およびページを再デプロイしてください。
・最新のAppExchangeパッケージを導入していても、再デプロイしていない古いページが残っている場合、廃止対象のAPIバージョンを使用していることがあります。
下記に示す影響確認手順にて、再デプロイ要否を確認してください。
■SkyVisualEditor VFのパッケージバージョン確認
・下記手順にて、AppExchangeパッケージのバージョンおよび、組織内のVisualforceページのAPIバージョンを確認し、影響有無をご確認ください。
・Salesforceの「設定」⇒「インストール済パッケージ」から、「SkyVisualEditor」のバージョン番号を確認し、影響有無を確認してください。
SkyVisualEditor AppExchangeバージョン | 影響有無 |
---|---|
1.15以下の場合 | 使用ユーザがいないことを確認済であり影響ありません |
1.16~1.50の場合 | 影響があります。Summer'22リリース(2022年6月)のサポート終了までに対処が必要です。 |
バージョン1.51以上の場合 | 再デプロイしていない古いページが残っていなければ、影響はありません。 「APIバージョン30.0以下のページが残っているか確認」にて古いページが残っていないか確認ください。 |
■APIバージョン30.0以下のページが残っているか確認
・AppExchangeパッケージ確認と併せて、下記手順に従い古いAPIバージョンのVisualforceページが残っていないかご確認ください。
1. Salesforceの「設定」⇒「Visualforceページ」からVisualforceページ一覧を表示する
2. 「APIバージョン」の列をクリックし、昇順でソートする
3. SkyVisualEditor VFからデプロイしたページで、APIバージョン30.0以下のページがあった場合、当該ページを再デプロイにより更新する必要があります。
※SkyVisualEditor VF以外で作成されたページについても確認を推奨します。
廃止となるのはSOAP,REST,Bulk APIであるため、正確にはVisualforce本体のAPIバージョンは影響を受けません。
SkyVisualEditor VFがデプロイしたVisualforceでは、Visualforce本体のAPIバージョンとVisuaforceファイル内で定義しているSOAP,REST,Bulk APIのバージョンを一致させているため、
このような確認手順として整理しています。
■影響があった場合の対処について
AppExchangeパッケージおよびページ更新作業は、必ずSandbox組織で検証したうえで、本番環境に導入ください。
・確認の結果「影響あり」と判明した場合、Salesforceリリースまでに下記のように対応ください。
SkyVisualEditor VFパッケージのバージョンアップ
・下記ヘルプドキュメントを参考にVFパッケージを最新化してください。
2-1-2. AppExchangeパッケージのインストール
対象ページの再デプロイと動作確認
・廃止対象のAPIバージョンを使用しているページついて、Studioから再デプロイを行い、動作確認を実施ください。