7-1-2. データ設定の編集と保存

・データ設定の編集と保存について記載します。

データ設定のユースケース例

データ設定のユースケース例

・下記のようなユースケース例を前提として、予実テーブルのデータ設定をしてみるものとします

  • Salesforceの標準オブジェクトである「商談、商談商品、品目名スケジュール」の3階層構成で商談実績を管理しており、2024年度の収益実績値を集計したい

  • 列として「商談.商談名」と「商談商品.商談商品名」は表示させたい

  • 商談フェーズが「Commit」のデータだけ抽出したい

  • 各月の予算と実績を比較したいが、予算値は「営業予算計画」という別のカスタムオブジェクトで管理しており、この計画値を予算の集計元にしたい

image-20241219-071919.png

・上記ユースケース例に基づいたデータ設定例を以下に示します。

データ設定名とデータパターン

データ設定名とデータパターン

・はじめにデータ設定名とデータパターンを設定します。

image-20241219-072911.png

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

データ設定名

・データ設定の任意の名称です(重複不可)

・分かりやすい任意の名称を設定します

2024商談確認

データパターン

・対象ユースケースに合わせたデータパターンを以下から選択します

 親子オブジェクト構成

 親子孫オブジェクト構成

親子孫オブジェクト構成

※「商談、商談商品、品目名スケジュール」の3階層構成のため

 

オブジェクト設定

オブジェクト設定

・ 「商談、商談商品、品目名スケジュール」の3階層オブジェクトについて、各項目を設定していきます

・オブジェクト設定で対象となるオブジェクト名を設定し、「追加」ボタンを押下することで項目を追加できます。

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

項目

・対象項目を選択します

ユースケース例の図に示した各項目を設定します

参照先項目

・ 「項目」列で選択したのが参照項目または主従項目だった場合、

 対象オブジェクトの任意の項目を更に設定可能です。

 例: 取引先責任者(参照).氏名

未使用

項目種別

・対象項目を予実テーブル上でどのように扱うか種別を設定します
 キー項目:テーブル上で通常の列として表示する項目です
 時期項目:予実の対象時期を示す項目です(日付系の項目のみ設定可)
 予実項目:テーブル上で予実数値として表示する項目です(数値系の項目のみ設定可)

ユースケース例の図の「役割」列の記載通りの項目種別を設定します

ラベル

・予実テーブル上でどのようなラベルで項目を表示するか設定します

※項目種別が「キー項目」または「予実項目」のみ設定します(必須)

分かりやすいラベルを設定します

数式

・対象の予実数値の単位変換が必要な場合に使用します
・対応演算記号: + - * / ( )
設定例) 「*100」と設定した場合、数値を100倍した値で集計します

※項目種別が「予実項目」のみ設定します(任意)

「収益」の数値はSalesforceのレコード上では千円単位で入力していたため、

予実テーブルでは万円単位にするため「/10」を設定します

予実種別

・対象項目が予定・実績のどちらなのか種別を設定します

※項目種別が「予実項目」のみ設定します(必須)

「収益」は実績のため「実績」を設定します

予実ペア

・予実比較においてどの予定と実績の2項目を比較するのか、予定と実績のペアを同じ数値(1~9)で指定します

※項目種別が「予実項目」のみ設定します(任意)

 実績のみ集計する場合は未設定となります

実績値である「収益」は予実比較の対象のため、

ペア番号「1」を設定します

 

予定オブジェクト設定

予定オブジェクト設定

・予算値を別オブジェクト(営業予算計画)で管理しているため、この「予定オブジェクト設定」にて、各項目を設定していきます

・設定内容は「オブジェクト設定」と同様です

・対象となるオブジェクト名を設定し、「追加」ボタンを押下することで項目を追加できます。

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

項目

・対象項目を選択します

ユースケース例の図に示した各項目を設定します

参照先項目

・ 「項目」列で選択したのが参照項目または主従項目だった場合、

 対象オブジェクトの任意の項目を更に設定可能です。

 例: 取引先責任者(参照).氏名

未使用

項目種別

・対象項目を予実テーブル上でどのように扱うか種別を設定します
 キー項目:テーブル上で通常の列として表示する項目です
 時期項目:予実の対象時期を示す項目です(日付系の項目のみ設定可)
 予実項目:テーブル上で予実数値として表示する項目です(数値系の項目のみ設定可)

ユースケース例の図の「役割」列の記載通りの項目種別を設定します

ラベル

・予実テーブル上でどのようなラベルで項目を表示するか設定します

※項目種別が「キー項目」または「予実項目」のみ設定します(必須)

分かりやすいラベルを設定します

数式

・対象の予実数値の単位変換が必要な場合に使用します
・対応演算記号: + - * / ( )
設定例) 「*100」と設定した場合、数値を100倍した値で集計します

※項目種別が「予実項目」のみ設定します(任意)

「計画金額」は最初から万円単位で入力されているため、数式は未設定です

予実種別

・対象項目が予定・実績のどちらなのかの種別です

・予定オブジェクト設定においては「予定」で固定となります

「予定」で固定となります

予実ペア

・予実比較においてどの予定と実績の2項目を比較するのか、予定と実績のペアを同じ数値(1~9)で指定します

※項目種別が「予実項目」のみ設定します(任意)

 実績のみ集計する場合は未設定となります

実績値である「収益」にペア番号「1」を設定していたため、

予定値である「計画金額」にもペア番号「1」を設定します

 

予実比較設定

予実比較設定

・これまでに設定した予実の数値をどのように比較するのか設定します。

・ 「追加」ボタンを押下することで、比較設定を追加することができます。

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

比較種別

・予実をどのように比較するか下記から設定します

 差分(予定 - 実績)

 差分(実績 - 予定)

 割合(予定 / 実績)

割合と差分をそれぞれ設定します

ラベル

・予実テーブル上でどのようなラベルで項目を表示するか設定します

分かりやすいラベルを設定します

予実ペア

・どの予実ペアに対して比較を実行するか、設定済の予実ペアの数値(1~9)で指定します

これまでにペア番号「1」で予実ペアを設定したため、ここでも「1」を設定します

 

検索条件設定

検索条件設定

・予実の集計対象のレコードを絞り込むための検索条件を設定します。

・ 「追加」ボタンを押下することで、条件を追加できます。

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

オブジェクト

・どのオブジェクトの条件か選択します。

商談オブジェクトを設定します

項目

・どの項目の条件か選択します

「フェーズ」項目を設定します

参照先項目

・ 「項目」列で選択したのが参照項目または主従項目だった場合、

 対象オブジェクトの任意の項目を更に設定可能です。

 例: 取引先責任者(参照).氏名

未使用

演算子

・比較演算子を設定します

「Commitに一致する場合」なので、

「文字列と一致する」を設定します

条件値

・検索条件値を設定します

「Commitに一致する場合」なので、

「Commit」を設定します

期間・時期設定

期間・時期設定

・集計対象とする期間と半期(四半期)の開始月を設定します。

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

設定箇所

内容

ユースケース例における設定値例

集計対象.開始日

・集計対象にする開始日を設定します

2024年度(2024/4/1~2025/3/31)の集計を実施するため、

2024/04/01を設定します

集計対象.終了日

・集計対象にする終了日を設定します

2024年度(2024/4/1~2025/3/31)の集計を実施するため、

2025/03/31を設定します

1Q(1H)開始月

・各年度の開始月を設定します

会計年度が4月始まりのため、

「4」を設定します

設定の保存とエラー修正

設定の保存とエラー修正

・以上で設定が完了したため、ダイアログ下部の保存ボタンからデータ設定を保存します。

・保存時にデータ設定の入力チェックが実施され、エラーがある場合はダイアログの最上部に表示されるため、

 対象のエラーを修正します。

・エラーが存在しなければ、データ設定の保存が実行され、自動的にダイアログが閉じます