クラウドサイン for Salesforceでは、取引先責任者オブジェクトからだけではなく、他の Salesforce 標準オブジェクトやカスタムオブジェクトからも書類送信を行うことができます。
以下に設定手順を記載します。
個人取引先を使用する場合の設定
送信先は「取引先(API参照名 [Account] )」を使用します。
(1) 項目を準備する
書類を送信したいオブジェクトに以下の必須の項目があるか確認します。
送信先企業名項目
テキスト型 / 数式 (テキスト) 型
必須 送信先メール項目 メール型 / 数式 (テキスト) 型 必須 送信先名項目
テキスト型 / 数式 (テキスト) 型 任意 V6.0 以前をご利用の場合
書類を送信したいオブジェクトに必須項目がない場合、作成する必要があります。
参照関係型の項目から別のオブジェクトの項目を設定することはできません。例えば、Account.Name のような設定はエラーになります。任意の設定
クラウドサインから送信されるメール本文の送信先名を任意で指定したい場合は [送信先名項目] を作成します
(2) カスタム設定を登録する
設定] から [クイック検索] ボックスに「カスタム設定」と入力し、[カスタム設定] を選択します。
[CloudSign Receiver Setting] の [Manage] をクリックします。
クラウドサイン送信先設定が開きますので [新規] をクリックます。Name 任意の設定名送信先企業名項目(API参照名) 送信先企業名項目のAPI参照名 送信先メール項目(API参照名) 送信先メール項目のAPI参照名 送信先名項目(API参照名) 送信先名項目のAPI参照名 送信先オブジェクト(API参照名) 送信先のAPI参照名※ [送信先名項目(API参照名)] は、メール本文の送信先名を任意で指定したい場合に設定します。
設定しない場合、送信先の Name 項目の値が使用されます。V6.0 以前をご利用の場合
個人取引先を使用する場合の設定
- 送信先企業名項目(API参照名)に設定する項目がない場合は、新規にカスタム項目を作成し設定してください。
- 作成したカスタム項目には値を入力しないよう制御してください。
V7.0 以降をご利用の場合
参照関係型の項目から別のオブジェクトの項目を設定することができます。例えば、Account.Name のような設定ができます。
※ [クラウドサイン書類送信] 画面で送信先オブジェクトとは別のオブジェクトから送信先を選択したい場合、「書類送信画面で任意のオブジェクトから送信先を選択するための設定」をご参照ください。
設定した送信先企業名項目、送信先メール項目、送信先名項目(設定していない場合は送信先の Name 項目)の値は、[クラウドサイン書類送信] 画面で [署名順1] ~ [署名順6] の検索結果に表示されます。
また、メールの宛先に記載されます。下記メールサンプルを参考に設定してください。
設定したら [保存] をクリックします。
(3) 送信先にクラウドサイン管理を紐づける
クラウドサイン管理に送信先の参照関係項目を作成します。
- Lightning Experience の場合
[設定] から [オブジェクトマネージャ] を選択し、[クラウドサイン管理] の表示ラベルをクリックします。
[項目とリレーション] で [新規] をクリックし、カスタム項目を新規作成します。 Salesforce Classic の場合
[設定] から [クイック検索] ボックスに「オブジェクト」と入力し、[オブジェクト] で [CloudSign Control] の表示ラベルをクリックします。
[カスタム項目 & リレーション] で [新規] をクリックし、カスタム項目を新規作成します。データ型 参照関係 関連オブジェクト 送信先に設定したオブジェクト
- Lightning Experience の場合
新規作成したカスタム項目をクラウドサイン管理のページレイアウトに配置します。
ページレイアウトの設定は、Salesforce のリファレンス「従来のページレイアウトエディタを使用したページレイアウトのカスタマイズ」をご参照ください。- Lightning Experience の場合
[設定] から [オブジェクトマネージャ] を選択し、[クラウドサイン管理] の表示ラベルをクリックします。
[ページレイアウト] で設定対象レイアウトのページレイアウト名をクリックします。 Salesforce Classic の場合
[設定] から [クイック検索] ボックスに「オブジェクト」と入力し、[オブジェクト] で [CloudSign Control] の表示ラベルをクリックします。
[ページレイアウト] で設定対象レイアウトの [編集] をクリックします。取引先責任者から送信しない場合、以下の項目をページレイアウトから削除することをおすすめします。
これらは取引先責任者から送信するときに使用するパッケージ標準で提供している項目です。ページレイアウトから削除することにより、誤って使用することを避けることができます。項目
セクション 項目 情報 Recipient Contact Files Signed Files 削除例
- Lightning Experience の場合
- 新規作成したカスタム項目に編集権限を付与します。
項目レベルセキュリティの設定は、Salesforce のリファレンス「権限セットとプロファイルでの項目権限の設定」をご参照ください。
(4) 書類送信用カスタムボタンを作成する
カスタムボタンを作成します。
- Lightning Experience の場合
[設定] から [オブジェクトマネージャ] を選択し、送信先の表示ラベルをクリックします。
[ボタン、リンク、およびアクション] で [新規ボタンまたはリンク] をクリックし、カスタムボタンを作成します。 - Salesforce Classic の場合
[設定] から [クイック検索] ボックスに「オブジェクト」と入力し、[オブジェクト] で送信先の表示ラベルをクリックします。
[ボタン、リンク、およびアクション] で [新規ボタンまたはリンク] をクリックし、カスタムボタンを作成します。
任意の設定
書類送信画面のタイトルに、任意のデフォルト値を設定することができます。
設定する場合は「書類送信画面のタイトルを初期表示する設定」の手順でカスタムボタンを作成してください。表示ラベル
画面に表示されるテキストを入力します
例: 書類を送信名前
ボタンの一意の名前を入力します
例: SendDocumentPC説明
任意
表示の種類
詳細ページボタン
動作
現在のウィンドウにサイドバー付きで表示
内容のソース
URL
数式の内容
/apex/CloudSign__SendDocument?Id={!【この部分にレコードId項目を差し込みます】}
設定したら [保存] をクリックします。- Lightning Experience の場合
(5) ページレイアウトの設定
送信先のページレイアウトに移動し、書類送信用カスタムボタンを配置します。
- Lightning Experience の場合
[設定] から [オブジェクトマネージャ] を選択し、送信先の表示ラベルを選択します。
[ページレイアウト] で設定対象レイアウトのページレイアウト名をクリックします。
カスタムボタンを [Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション] の領域にドラッグ & ドロップします。 - Salesforce Classic の場合
[設定] から [クイック検索] ボックスに「オブジェクト」と入力し、[オブジェクト] で送信先の表示ラベルを選択します。
[ページレイアウト] で設定対象レイアウトの [編集] をクリックします。
カスタムボタンを詳細セクションの [カスタムボタン] の領域にドラッグ & ドロップします。
- Lightning Experience の場合
- [ファイル] と [クラウドサイン管理] の関連リストを配置します。
- [クラウドサイン管理] オブジェクトの新規作成ボタンを非表示にします。
[レンチ] アイコンをクリックします。 - 開いたダイアログのボタンバーの [+] をクリックします。
標準ボタンの [新規] のチェックを外し、[OK] をクリックします。
※設定保存後、送信先に表示される [クラウドサイン管理] 関連リストの [新規] ボタンが非表示になります。 - [保存] をクリックし、レイアウトを保存します。