7-6-15. iOS、iPad OS向けSalesforceモバイルアプリケーション(230.000以降)におけるデプロイしたページへの影響について

概要

・2021年3月8日(月)にリリースされた、iOSおよびiPad OS向けSalesforceモバイルアプリケーション バージョン230.000において、

   Appleプライバシーポリシー変更に伴うアプリ側の挙動変更が発生しました。

 詳細はSpring'21リリースノート< Apple のプライバシーポリシーの変更への準備 >を参照ください。

・上記影響により、デプロイしたページを、iOSおよびiPad OSのSalesforceモバイルアプリケーション(バージョン230.000以降)で使用した際に、一部挙動が不正となります。

 本ページにおいて、影響内容と回避策をご案内します。

 ※今後のSalesforce社の動向を注視しつつ、対処方法を検討いたします。


影響内容

手書き項目の保存済画像が表示されない

  □再現手順

   1. 手書き項目を配置したページをデプロイする

   2. Salesforce上で対象ページを開き、レコードに手書き画像を保存する

   3. 対象レコードを指定して編集画面として対象ページを開く

  □発生事象

   ・下記のように、レコードに保存済の手書き画像が表示されなくなります。

 

Lightningコンポーネントとしてデプロイしたページで画面遷移時に「アプリ案内」画面が表示され、画面遷移できない

  □再現手順

   1. 「保存」ボタンや「キャンセル」ボタンなど、画面遷移を伴うページを作成し、Lightningコンポーネントとしてデプロイする

   2. Salesforce上で対象ページを開き、「保存」ボタンや「キャンセル」ボタンで画面遷移を行う

  □発生事象

   ・下記のように、「アプリ案内」画面が表示され、どこを押しても本来の画面遷移がされなくなります

   ※「保存」ボタン押下時のレコード保存は正常に実行されます。


回避策

 Salesforce社の指定する下記アプリ設定変更により、回避することができます。

  1. [設定] から [Salesforce] へアクセスします。
  2. [Webサイト越えトラッキングを許可] を有効化します
  3. Salesforce アプリケーションを強制的に閉じてから、アプリケーションを再度開きます。